ペット消臭は空気清浄機でできる?あなたの部屋でペットのニオイが消えない理由。おすすめの消臭対策も

ペット消臭は空気清浄機でできる?あなたの部屋でペットのニオイが消えない理由。おすすめの消臭対策も

ペット消臭は空気清浄機でできる?

空気清浄機でペットの消臭は可能か説明します。

空気洗浄機の消臭機能は?

空気清浄機は、日常生活で発生するさまざまなニオイを軽減する便利な機器です。タバコの煙や肉を焼いた煙、鍋料理から漂う香り、さらにペットのニオイまで、生活空間で気になるニオイを和らげることができます。定期的に消臭スプレーを使って部屋全体に吹き付けるのは手間ですが、ただスイッチを入れるだけで部屋中に漂う不快なニオイを緩和できるのが空気清浄機の魅力です。

しかし、ペットや排泄物のニオイを完全に消し去る効果は期待できません。空気清浄機の主な目的はニオイの除去ではなく、ペットの抜け毛やほこりなどの除去にあるからです。

それでも、活性炭フィルターを搭載している機器であれば、ある程度のニオイ除去が可能です。それがニオイ成分を吸着し、空気をクリアにすることに寄与しています。しかし、空気中のガス成分を捉えることで効果を発揮するものの、すべてのニオイを完全に除去するわけではありません。近くにあるニオイの元を多少和らげる程度でしょう。

空気洗浄機と脱臭機の違い

脱臭機と空気清浄機は、室内の空気環境を改善するために優れた機器ですが、その用途や働きは異なります。

空気清浄機は前述した通り、空気中の微細な粒子や有害物質を捕らえることを目的としています。空気中の花粉やホコリ、PM2.5、さらにはペットの毛や煙など、多様な物質を吸い込みます。これにより、空気そのものの清浄化に優れており、アレルギーやウイルスの対策にも役立ちます。

一方、脱臭機はその名の通り、室内の不快なニオイを取り除くために設計されています。カーボンやオゾンといった技術を用いて、空気中のニオイ成分を無効化または除去します。ニオイの解消に特化しているため、ペットのニオイに悩む家庭には空気清浄機よりもおすすめです。ただし、オゾン発生器の使用には注意が必要です。オゾンが他の物質と反応して有害な化学物質を生成する可能性があるため、使用時には説明書をよく読み、正しく使用する必要があります。

ペットのニオイは何が原因?

ペットのニオイのさまざまな原因について説明していきます。

汗や皮脂

汗や皮脂がニオイの原因になることがあります。犬のニオイの仕組みは人間とは大きく異なります。
私たち人間の全身に存在する「エクリン腺」という汗腺が、犬では肉球と鼻先にわずかしか見られません。汗腺が少ないため「犬は汗をかかない」と誤解されることがあります。

しかし、犬も汗をかかないわけではありません。人間の脇の下や陰部などの一部にしかない「アポクリン腺」が、犬には全身に分布しているのです。
つまり、犬は人間の脇汗のようなじっとりとした汗を全身でかいているということになります。

「アポクリン腺」は脂腺と直結しており、ここから分泌される汗と皮脂が酸化し、雑菌が繁殖することで独特のニオイが生まれます。
これが俗に言う「犬臭さ」の主な原因となっているのです。

耳や足についた汚れ

耳や足についた汚れがニオイの原因になることがあります。散歩後には、清潔さを保ちニオイを防ぐために手足を拭いてあげることが大切です。特に大型犬は、皮膚の表面積が大きい分、汗や皮脂も多く分泌されるため、他の犬種よりもニオイが強くなることがあります。肉球の間まで丁寧に拭いてあげましょう。

耳の内部も注意が必要です。湿度の高い耳の中はカビや雑菌が繁殖しやすく、ニオイの元となることが多いのです。垂れ耳の犬は耳が蒸れやすく、外耳炎を引き起こすことがあり、さらなるニオイの原因となるかもしれません。特に夏は皮膚炎が増える季節で耳の状態も悪化しやすいため、こまめなケアが重要です。

歯の汚れ

歯の汚れがニオイの原因になることがあります。ペットも私たち人間と同様に歯周病に悩まされることがあり、その際には口臭が目立つようになります。

ペットの歯や口のケアは健康維持の観点からとても重要です。歯垢や歯石が蓄積すると歯肉炎を引き起こし、さらなる歯周病の原因となります。3歳以上の犬の80%以上が何らかの歯の問題を抱えているというデータもあります。歯周病が進行しないうちに対処することが、ペットの健康を支える対策となるでしょう。

また、口の周りの被毛に食べカスや唾液がついたままでいると、ニオイや皮膚病の原因となることがあります。そのため、定期的な口や歯のケアをするだけでなく、口の周囲もきれいに保つことが大切です。

トイレのニオイ

トイレがニオイの原因になることがあります。ペットの排泄物には、硫黄化合物やアンモニアが含まれており、これが強いニオイを引き起こします。そして、トイレシートやトイレ自体が清潔でないと、そのニオイは部屋全体に広がりやすくなります。

ペットが排泄 をした際は、すぐにトイレシートを交換し、トイレ自体も定期的に洗浄することが重要です。「ペットが排泄をしたらすぐに片付ける」を基本行動にし、ウンチは速やかに取り除き、オシッコ後のトイレシートはニオイが広がる前に交換しましょう。
ニオイの少ないトイレやトイレシートも市販されていますが、それだけでは不十分です。日頃からの清掃やお手入れが肝心です。

ペットのニオイが消えにくい理由

清掃してもペットのニオイが残ることがあるかもしれません。その理由について説明します。

ベッドやソファーに汚れが残っている

ベッドやソファーに汚れが残っていると、ニオイが消えにくいことがあります。ペットを室内で飼っている場合、特有の動物臭さがカーテンやクッションにも染み込んでしまいがちです。

たとえば、ペットがソファの上で粗相をしたとき、吸収性が高い生地には尿が深く浸透し、不快なニオイの原因になります。ペットの粗相は見落とされることが多く、放っておくとニオイがどんどん強くなってしまうこともあります。洗うことが難しい家具は、ニオイとシミが残ると除去が大変です。

壁にニオイが染み込んでいる

壁にニオイが染み込んでいると、ニオイが消えにくいことがあります。ペットの粗相によるニオイは、そのまま放置すると家具や布製品と同様に、壁紙にもしっかり染み込んでしまいます。たとえば、ペットが壁にマーキングをしてしまった場合にすぐ清掃しなければ、壁紙の内部にまで浸透してシミとなり、その状態が続くとやがて強烈なニオイの原因になります。

また、空気中に漂う細かなニオイ成分が壁の表面に吸着し、そこからさらに内部に染み込むことが多くあります。こうなると、壁紙がニオイの発生源となり、部屋全体の空間が不快な環境になってしまうこともあるのです。

トイレの周りに尿などが染み付いている

トイレやその周りに排泄物が染み付いていると、ニオイが消えにくいことがあります。特に猫の尿はニオイが強く、トイレやトイレシート、周りの床や壁、さらには近くに置かれたマットなどにニオイが一度染み付いてしまうと簡単には消えません。

そのため、ペットと快適に生活するためには、定期的な清掃によるニオイ対策が必要不可欠です。

おすすめの消臭対策

ここからは、おすすめの消臭対策について説明していきます。

置き型の消臭機を置く

SEAROMAアロマディフューザーは、ペットのニオイを劇的に軽減し、ペットオーナーの悩みを解消してくれる置き型の消臭機です。

天然成分である「フィトンチッド」が配合されており、ニオイの元から効果的に除去します。「フィトンチッド」は、植物由来の成分として知られ、菌やカビの繁殖を抑制する力を持っています。「トリメチルアミン」や「アンモニア」など、ペット特有の不快なニオイにも効果が高く、消臭と抗菌の二重の効果を兼ね備えています。

コンパクトながらも力強い性能を持ち合わせ、約25㎡(15畳)までの広い空間に対応し、部屋の隅々にまで細かい粒子を拡散します。香りのバリエーションも豊富で、サボンやローズ、パリスなど全11種類から選ぶことができます。さらに、定期便サービスを利用すれば、リフィルを手間なく入手できるため、常に快適な空間を維持できます。

SEAROMAは、単なる芳香剤とは異なり、根本からニオイの問題を解決する製品です。信頼性の高さから業務用でも高い評価を受けています。そのため、ペットとの生活を快適に望むオーナーにとって、理想的な選択肢となることでしょう。

消臭剤を置く

置くだけで効果を発揮する消臭剤は非常に便利なニオイ対策です。定期的に交換するだけで、ほとんど手を煩わせることなく室内の空気を爽やかに保てる点が魅力です。

しかし、消臭剤を使用する際にはペットへの配慮が不可欠です。興味を持ったペットが消臭剤に触れたり、誤って口にする危険性を避けるためには、ペットの手が届かない場所に設置することが重要です。

高い棚の上や囲いのあるスペースに消臭剤を設置することで、ペットによる転倒や誤飲のリスクを減らすことができます。また、ペットの行動や性格を観察しながら、適切な配置を見つけるのも一つの方法です。これにより、安全に使用でき、消臭剤の効果を最大限に引き出すことが可能になります。

ペットの体をこまめに拭く、歯磨きやシャンプーをする

ペットのニオイ対策には適切なケアとその習慣化が不可欠です。毎日の生活の中で、ペット用ウェットシートや綿棒を使い、食事後や散歩後に軽く拭いてあげることを習慣化しましょう。フレンチ・ブルドッグやパグのような顔にシワが多い犬種は、皮脂や汚れがシワの間にたまりやすくなっていますので、念入りにケアをしましょう。

散歩で雨に濡れた後は注意が必要です。被毛をそのままにしておくと雑菌が繁殖し、強いニオイの原因となりますので、水分をタオルでしっかり拭き取り、ドライヤーで完全に乾かすようにしてください。

シャンプーは皮脂汚れを防ぐために重要です。冬場の乾燥した時期には3〜4週間に1回、湿度の高い梅雨時には2〜3週間に1回を目安に行いましょう。洗い残しや生乾きが雑菌の繁殖を促進し、悪臭の原因となるため、しっかりすすいで完全に乾かすことが大切です。時間がないときは、市販の香り付きペット用タオルで体を拭くのも効果的です。特に耳の垂れた犬種は、耳の内部からもニオイが発生しやすいので、軽く拭いてあげると良いでしょう。

また、犬の口臭対策も忘れてはいけません。歯垢や歯石は悪臭のもとになるため、毎日の歯磨きは欠かせません。食後数時間で歯垢が形成され始め、約1週間で歯石に変わるため、歯ブラシやデンタルスプレーを使い、口内環境を清潔に保ちましょう。

ベッドシーツなどの布類をこまめに洗濯する

ベッドシーツや布製品のニオイ対策には、定期的な洗濯が効果的です。月に一度の洗濯を心がけることで、清潔で快適な環境を保つことができます。洗濯時には、塩素系漂白剤を加えることで、除菌と消臭効果がさらに高まります。ニオイがしつこい場合には、色柄ものでも使用できる塩素系漂白剤を洗剤と一緒に使うと効果的ですが、色落ちが心配な場合は使用前に目立たない部分で試すことをおすすめします。

また、洗剤選びも重要です。人間用とペット用、それぞれのニオイの特性に合わせて専用の洗剤を使用すると効果が高まり、素材を傷めることなく適切にケアできます。

こまめに消臭スプレーを撒く

スプレー型消臭剤は、手軽であり即効性もあるため、多くの場合に利用されています。消臭だけではなく除菌機能を兼ね備えた商品もあり、室内の清潔を保つことができます。特に、ペットの排泄物の処理が必要なシーンで除菌機能があると安心です。しかし、空気中に成分が広がるため、人間やペットが吸い込むリスクもあります。そのため、安全性には十分に注意が必要です。

ペット用の消臭スプレーを選ぶ際には、安全性が確認された商品であることが最も重要です。おすすめなのは、ペットが舐めても安全な天然由来の成分を使用した製品です。たとえば、緑茶乾留エキスや植物系の消臭成分が配合されている製品は、ペットにも優しいと言えます。ペットに直接スプレーすることは避け、空気中や寝具、家具、床などに使用するとよいでしょう。

まとめ

ペットのニオイは、多くのオーナーが抱える共通の悩みです。原因としては、汗や皮脂、耳や足の汚れ、歯の汚れ、トイレのニオイなどがあげられますが、ニオイを完全に取り除くのは簡単ではありません。ニオイは布製品や、さらには壁にまで染み込むことがあるため、さまざまな対策が求められます。

ペットへの日常的なケアや布類の洗濯、消臭スプレーや消臭剤を上手に組み合わせ、ペットの安全を最優先に考えて対策していきましょう。

おすすめはSEAROMAアロマディフューザーです。天然成分を使ってニオイを効果的に軽減し、快適な生活空間を提供します。ペットとの生活をさらに豊かにするための一助となるでしょう。

※ペット臭の原因であるトリメチルアミンの減少率
分析機関:住化分析センター

製品を見る